バイキングについて

Shipyard

沿革

バイキングは、寄港地にフォーカスし、その土地の文化に深く没入できる旅行体験を提供するというビジョンのもと、1997年に設立されました。

バイキングは2000年にアメリカ市場へ進出し、カリフォルニア州ロサンゼルスにセールス・マーケティングの拠点を開設しました。今では90隻を超えるクルーズ船を擁するまでに成長し、世界中の7大陸でリバークルーズ、オーシャンクルーズ、エクスペディションクルーズを提供しています。バイキングは、好奇心旺盛なお客様に、寄港地での滞在を満喫いただける旅程を提供しています。クルーズ中には、寄港地観光と、船内での音楽やアートのパフォーマンス、料理体験、寄港地に関するトーク、厳選されたゲスト講師によるレクチャーなど寄港地をよりよくお楽しみいただくためのプログラムが含まれています。

450以上の受賞歴を誇るバイキングは、『コンデナスト・トラベラー』誌の2023年および2024年のリーダーズ・チョイス・アワードにおいて、リバークルーズ、オーシャンクルーズ(乗客数500~2,500の部門)、エクスペディションクルーズでそれぞれ1位に評価されました。単一企業が3部門すべてで同時に首位に選ばれたのは史上初のことであり、​​2年連続で受賞したことも初の快挙です。

バイキングは、2016年にヨーロッパでアジアのお客様専用のリバークルーズを開始しました。2021年には「バイキング・サン」を「バイキング・エデン」に改名し、アジアにおけるオーシャンクルーズの運航を開始。そして、2024年11月には日本発着クルーズを日本のお客様向けにスタートします。

バイキングはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しています。

River Longship

リバークルーズ

ヨーロッパの伝統ある川を巡るバイキング・ロングシップ®は、その卓越したデザインで数々の賞を受賞しています。各客室はお客様のニーズに合わせた幅広いカテゴリーから選べ、広々としたベランダを備えた2部屋からなるスイートをご用意しています。船内には、レストラン、バー、ラウンジ、ライブラリー、そして広々としたサンデッキが完備されています。また、屋外のアクアビット・テラスでの食事や、エレガントなスカンジナビアデザインに加えて、ソーラーパネル、船内のオーガニックハーブガーデン、エネルギー効率の高いハイブリッドエンジンなど、環境に配慮した設備を備えており、快適な船旅をお楽しみいただけます。ヨーロッパのライン川、マイン川、ドナウ川を巡る8日間から15日間の魅力的な旅程をご用意しております。

Ocean Ship

オーシャンシップ

日本のお客様向けに日本発着クルーズの提供開始

2015年、バイキングは930名収容の全室ベランダ付き客船「バイキング・スター」をオーシャンシップとして初めて就航させました。その翌年には2隻目の「バイキング・シー」が就航し、その後2017年に「バイキング・スカイ」、2018年に「バイキング・オライオン」、2019年に「バイキング・ジュピター」、2021年に「バイキング・ヴィーナス」が加わりました。さらに、2022年には「バイキング・マーズ」、「バイキング・ネプチューン」が、2023年には「バイキング・サターン」が新たに加わりました。

受賞歴のあるバイキング客船は、ほとんどの港に直接アクセスできるサイズに設計されており、乗下船がスムーズで、寄港地での滞在時間を最大限に楽しむことができます。船内は、スカンジナビアデザインを基調にしたエレガントな空間が広がり、洗練されたタッチ、落ち着いた空間、細部までこだわったモダンなデザインが特徴で、各客室にはベランダがあります。また、屋外レストランを含む多種多様なダイニング、インフィニティ・プール、北欧スタイルのスパ、パノラマビューを楽しめる2階建てのエクスプローラーズ・ラウンジ、そして船内の至る所に配置された厳選された書籍コレクションなどが完備されています。

オーシャンシップのクルーズの旅程は、寄港地で過ごす時間を最大限に活用できるように組まれています。

また、バイキングのオーシャンシップは環境にも配慮されており、エネルギー効率の高い船体、プロペラ、舵の配置、熱回収システムを備えたエンジンを搭載。これにより、これにより、同クラスで最高のエネルギー効率設計指数 (EEDI)* を達成し、現在の国際海事機関(IMO)の基準を205%上回り、2025年の基準も23%上回る見込みです。さらに、バイキングが新たに建造した船は、世界で初めて完全循環型の排ガス浄化システムを採用し、汚染物質を安全に処理できる閉ループ排気浄化システムを備えています。

2021年以降、バイキング・エデン(旧バイキング・サン)はアジア市場向けに運航されており、アジア沿岸の各寄港地の豊かな歴史を深く味わう体験をお客様にお楽しみいただいております。

2024年11月からは、日本のお客様向けに特別に企画された日本発着クルーズを開始いたします。船内では日本語でのご案内やサービス、日本語対応可能なスタッフが乗船します。

Expedition Ship

エクスペディションシップ

2022年、バイキングは耐氷性能を備えた378人乗りのエクスペディションシップ「バイキング・オクタンティス」と「バイキング・ポラリス」を就航し、南極、北極、北米五大湖を巡る探検クルーズを開始しました。

バイキングのロングシップやオーシャンシップの建造に携わった経験豊富な造船技師やエンジニアが設計した船は、遠隔地での安全性と快適性をかなえる、エクスペディションに最適なサイズと構造を備えています。

船首は一体化されており、船と水面が接する距離が長く保たれています。最新のフィンスタビライザーによって穏やかで安定した航行が可能です。極地対応の強固な設計によって、安全な航海を実現し、タンクに取り付けられたスタビライザーは船の停泊時の横揺れを最大50%まで軽減します。さらに、バイキングの特徴であるスカンジナビアデザインを採用し、バイキングのオーシャンシップで好評の共有スペースと、エクスペディションのために特別に設けられた新しいスペースが備わっています。

さらに、バイキングはケンブリッジ大学のスコット極地研究所やアメリカ海洋大気庁(NOAA)などとの独占的なパートナーシップを通じ、科学的な教育環境を提供し、各クルーズには研究者や専門家が同行します。

バイキングの新しいエクスペディションシップは、現行のエネルギー効率設計指標(EEDI)*の基準を約38%も上回る高いエネルギー効率を誇り、他のエクスペディションシップに先駆けて、環境に配慮した「責任ある旅行」の新しい基準を確立しました。これらの船は、船首の一体化設計、熱回収システム付きエンジン、Azipod®電気推進システムに加え、「バイキング・オクタンティス」と「バイキング・ポラリス」は、業界初のSILENT-E認証(水中騒音公害を最小限に抑える静かな船舶推進に関する最高レベルの認証)を取得しています。

*2016年1月1日以降、新造船に対して「エネルギー効率設計指数(EEDI)」が義務化され、船舶ごとに輸送能力に応じた最低限のエネルギー効率基準が求められるようになりました。これは、京都議定書以来、初めて採択された法的拘束力のある気候変動条約です。