バイキングについて

Shipyard

沿革

バイキングは、寄港地にフォーカスし、その土地の文化に深く没入できる旅行体験を提供するというビジョンのもと、1997年に設立されました。今では90隻を超えるクルーズ船を擁し、世界7大陸でオーシャンクルーズ、リバークルーズ、エクスペディションクルーズを提供しています。寄港地での滞在を満喫いただけるのはもちろん、クルーズ中には船内での音楽やアートのパフォーマンス、料理体験、寄港地に関するトークショー、厳選されたゲスト講師によるレクチャーなど、寄港地を深く知り、さらに楽しむためのプログラムを提供しています。

『コンデナスト・トラベラー』誌の2023年および2024年のリーダーズ・チョイス・アワードにおいて、リバークルーズ、オーシャンクルーズ(乗客数500〜2,500部門)、エクスペディションクルーズの各部門で1位に輝きました。単一企業が3部門全てで同時に首位に選ばれたこと、​​2年連続で受賞したことは、史上初の快挙となりました。

バイキングはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しています。

Ocean Ship

オーシャンシップ

日本のお客様向けに日本発着クルーズの提供開始
2015年、バイキングは初のオーシャンシップ「バイキング・スター」を就航させ、全客室にプライベートバルコニーを備えた定員930名の優雅な船旅を提供し、新たなクルーズ体験の扉を開きました。翌年には「バイキング・シー」、2017年には「バイキング・スカイ」、2018年には「バイキング・オライオン」、2019年には「バイキング・ジュピター」、2021年には「バイキング・ヴィーナス」が加わり、さらに2022年には「バイキング・マーズ」と「バイキング・ネプチューン」、2023年には「バイキング・サターン」が就航し、バイキングの洋上クルーズの魅力をより一層広げています。

数々の受賞歴を誇るバイキングの客船は、多くの港へ直接アクセスできるよう設計されており、スムーズな乗下船を実現。寄港地での滞在時間を最大限に活用し、充実した旅をお楽しみいただけます。

船内に広がるのは、北欧デザインを基調とした洗練された空間。モダンでエレガントなインテリアは、細部にまでこだわり抜かれ、落ち着いた雰囲気の中でくつろぎのひとときを提供します。全客室にはプライベートベランダを完備し、どのお部屋からも美しい海の景色をお楽しみいただけます。

さらに、屋外レストランを含む多彩なダイニング、インフィニティ・プール、北欧スタイルのスパ、パノラマビューが魅力の2層構造のエクスプローラーズ・ラウンジなど、船上での時間を特別なものにする施設が充実。船内の至る所に配された厳選された書籍コレクションが、知的な刺激とくつろぎをもたらします。

バイキングのオーシャンシップは、環境への配慮も徹底されています。エネルギー効率に優れた船体設計に加え、最適なプロペラ・舵の配置、さらに熱回収システムを備えたエンジンを搭載。これにより、同クラス最高水準のエネルギー効率設計指数(EEDI)* を達成し、現在の国際海事機関(IMO)の基準を205%、2025年の基準も23%上回る見込みです。

さらに、バイキングの新造船は、世界初の完全循環型排ガス浄化システムを採用。汚染物質を安全に回収・処理できる閉ループ排気システムを導入し、環境負荷を最小限に抑えながら、持続可能なクルーズ体験を提供します。

2021年より、バイキング・エデン(旧バイキング・サン)はアジア市場向けに運航を開始し、歴史と文化が色濃く残るアジア沿岸の寄港地を巡る特別な旅をご提供しています。それぞれの港でその土地ならではの魅力に触れ、心に刻まれるクルーズ体験をお楽しみください。

そして2024年11月、日本のお客様のために特別に企画された待望の日本発着クルーズがついに始動。バイキングならではの上質な船旅はそのままに、日本語でのご案内やサービスを充実させ、心温まるおもてなしときめ細やかな対応で皆さまをお迎えいたします。経験豊富なクルーと日本語対応スタッフが、快適で思い出深い航海へとご案内いたします。

River Longship

リバークルーズ

ヨーロッパの伝統ある河川を巡るバイキング・ロングシップ®は、その卓越したデザインが評価され、数々の賞を受賞。広々としたベランダを備えたスイートルームなど、お客様のニーズに合わせた幅広いカテゴリーから選べる客室タイプをご用意。船内には、レストラン、バー、ラウンジ、ライブラリー、そして広々としたサンデッキが完備されています。太陽の光が降り注ぐ静かな屋上レストラン、アクアビット・テラスでの食事や、エレガントで洗練された北欧デザインの空間に加えて、ソーラーパネル、船内のオーガニックハーブガーデン、エネルギー効率の高いハイブリッドエンジンなど、環境に配慮した設備を備えており、快適な船旅をお楽しみいただけます。ヨーロッパのライン川、マイン川、ドナウ川を巡る8日間から15日間の魅力的な旅程をご用意しております。

Expedition Ship

エクスペディションシップ

2022年、バイキングは耐氷性能を備えた378人乗りのエクスペディションシップ(探検船)「バイキング・オクタンティス」と「バイキング・ポラリス」を就航し、南極、北極、北米五大湖を巡る探検クルーズを開始しました。

バイキングのロングシップやオーシャンシップの建造に携わった経験豊富な造船技師やエンジニアが設計した船は、遠隔地での安全性と快適性をかなえる、エクスペディションシップに最適なサイズと構造を備えています。ケンブリッジ大学のスコット極地研究所やアメリカ海洋大気庁(NOAA)などとの独占的なパートナーシップを通じ、科学的な教育環境を提供し、各クルーズには研究者や専門家が同行します。

バイキングの新しいエクスペディションシップは、現行のエネルギー効率設計指標(EEDI)*の基準を約38%も上回る高いエネルギー効率を誇り、他のエクスペディションシップに先駆けて、環境に配慮した「責任ある旅行」の新しい基準を確立しました。これらの船は、船首の一体化設計、熱回収システム付きエンジン、Azipod®電気推進システムに加え、「バイキング・オクタンティス」と「バイキング・ポラリス」は、業界初のSILENT-E認証(水中騒音公害を最小限に抑える静かな船舶推進に関する最高レベルの認証)を取得しています。

*2016年1月1日以降、新造船に対して「エネルギー効率設計指数(EEDI)」が義務化され、船舶ごとに輸送能力に応じた最低限のエネルギー効率基準が求められるようになりました。これは、京都議定書以来、初めて採択された法的拘束力のある気候変動条約です。